ザ・和歌山

231段の石段を登ると和歌浦湾が一望

有名で西国二番札所

関西一の早咲き桜の名所として有名で西国二番札所の紀三井寺は,
宝亀元年(770),唐の僧為光上人によって開かれました。
 和歌山城からほど近いところにあるため歴代藩主が訪れ,
紀州徳川家の繁栄を祈願した寺です。
 寺名の由来は三つの井戸,「吉祥水」,「楊柳水」,「清浄水」から。
この水を飲むと煩悩を消し去り,仏の三昧に入ることができると言われています。
 楼門をくぐった目の前の231段の階段には,巡礼姿のお遍路さんが杖を
つきながらひたむきなまなざしでお参りしているのが見受けられます。
  紀ノ国屋文左衛門と紀三井寺「結縁坂(けちえんざか)」
 その昔…,紀ノ国屋文左衛門は,若い頃母を背負いこの坂を登って
観音様にお参りしていました。ところがある日,その途中で
草履の鼻緒が切れてしまいました。困っているところに玉津島神社の宮司の娘が通りかかり,
鼻緒をすげ替えたのをきっかけに二人は結ばれました。
 一つの坂が縁となり結ばれたことから,結縁坂と呼ばれ,
今もドラマチックな出会いを求めて参拝する人が後を絶ちません。
紀三井寺は,詩歌・俳諧・小説にと,数多くの文学の舞台となっています。
例えば,夏目漱石は「行人」に紀三井寺や和歌浦を舞台に選び,
松尾芭蕉も一句詠んでいます。


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